今回はAmazon出品規制解除の仕方について、説明していきます。
Amazon出品規制とは・・・Amazonで出品する際に、特定のメーカーやカテゴリーで商品が出品できない。ということです。
- 【Requires Approval】
- この商品を新品のコンディションで出品できません
という表示を見たことがあるのではないでしょうか?これが出品規制が掛かっている商品です。どれほど利益の良い商品でも、回転の良い商品でも、出品できない在庫は、せどり視点でいえばごみと同じです。在庫は罪庫ということばもまんざらでない言葉です。
仕入商品の幅を増やす上でも、出品規制を解除するに越したことはありません。儲かる商品は多種多様です、そこに制限があるだけでも機会損失ともいえます。
いろんなメーカーに規制掛かってて・・・
正直メンドイのよね。。
出品規制は目をそらせない事柄だよ。
しっかりと解除していこう!
1.本格的に規制解除をする前に(準備編)
「よし、出品制限を解除しよう」という前にやっておいてほしいことが2つあります。
①どのメーカーに対して出品制限がかけられているのか把握する。
特にAmazonアカウントを新しく作った場合、出品制限がかけられているメーカー,カテゴリが多いので注意が必要です。全てのブランドを全部が全部確認する必要はないのですが、ざっくりと主要なメーカーについては確認しておきたいところです。
Panasonic、ソニーとかタカラトミー・バンダイ、ニンテンドー、SIEなどです。
②ワンクリック解除が可能かを確認する。
まず出品規制のかかっている商品は、こういう画面となります。
ここの出品許可を申請するのところを押すと、
下画像のようにワンクリックで解除ができる、というものになります。
これは規制確認のついでに行う程度で大丈夫です。
ただ注意点としては、ワンクリックで解除できた場合でも、しばらくたつと、また規制になったりする事例もでてきているので、要注意です。
おすすめの流れとしては
商品のリサーチをAmazonのアプリで行うことで、出品規制がかかっているかを確認していきます。その中で早い段階で出品制限に気づくことができます。そのブランド名などをリスト化していき、利益商品が多い、このブランド規制は解除しよう、という流れでアクションプランを立てていくのが王道です。
そして、補足事項です。
ワンクリック規制解除の解除の可否については、これまでの販売実績等によることが大きいので、一回ダメであったからと言って今後も絶対にダメとは限りません。一度試してみて、通らなかったら期間を開けてもう一度トライしてみることをオススメします。
2.規制解除方法
「ワンクリック解除ができない!」という方、安心してください。まだ制限の外し方があります。むしろ、これから紹介する方法がベースとなる出品制限の解除方法です。ワンクリック解除の方はできればラッキーくらいに抑えておいてください。
本題に入る
出品制限の外し方
Amazonが求める書類を入手し、提出する。
そして、許可を頂くという流れです。
流れを説明していきます。
- 1.「出品許可を申請する」をクリック
- 2.次の画面を確認ください。
- 【Amazonに提出する請求書に必要な内容】
① 商品購入にメーカー、卸業者が発行した請求書1通以上
② 請求書の日付が申請日から180日以内の物
③ 出品者の名前と住所が含まれているもの(Amazonで販売する屋号)
④ メーカー、卸業者の名前と住所が含まれているもの
- 3.請求書が必要
- 請求書もしくは販売許可証のどちらかが必要となります。
販売許可証をせどらーがメーカーからもらうのは限りなく難しいです。
「バンダイさん、はじめまして、Amazonで貴社商品を売りたいので許可証ください。」・・・もらえるわけないですよね。
結論、入手がはるかに容易い【請求書】での申請をオススメします。
- 4-1.請求書を卸から入手する
- 卸業者の中でも、狙い目なのは完全にインターネット卸です。有名な卸として有名なのは、カワダオンラインという、株式会社カワダさんが運営している玩具・ホビーのインターネット卸ショップが挙げられます。このサイトで、ほとんどのおもちゃの規制を解除することが可能です。
他にもインターネット卸という業態は様々なジャンルで存在します。食品に特化したネット卸や家電に特化したネット卸などです。スーパーデリバリーやネッシーといったサイトでも可能です。
一度検索して、探してみてください。
- 4-2.店舗から購入して、発行してもらう。
- 店舗で請求書発行が可能な店舗は・・・
◆ヤマダ電機
◆ビックカメラ
◆カインズ などです。
しかし、上記の店舗すべてで100%発行できる!というわけではありません。
例えば、ヤマダ電機の場合・・・A店舗では、発行してもらえた。でもB店舗では発行してもらえなかった。こういケースは普通にありえます。
その為、店舗に事前に「請求書を発行してもらえるのでしょうか?」とまず電話確認されることを強くお勧めします。
- 5.Amazonへ提出する
- 後日、可否の結果がメール通知されます。
一度請求書で規制解除したら、ワンクリック解除とは違い【数か月後にもう一度解除をしなければいけない】といった心配はなくなります。
3.請求書の注意事項
ここからは請求書の注意事項について説明します。請求書を発行してもらうには、解除したい商品を購入する必要があります。
絶対的に大切なポイントを3つ説明します。
①記載されてないといけない事
◆宛先・・・住所・Amazonのショップ名・担当者(あなたの氏名)
◆商品:商品名や品番・型番を確実に入れてもらう事
一つでも抜けがあると、許可をもらえません。必ず記載してもらうようにしましょう。
②解除したいブランドごとに10個以上購入すること
例えば、メーカー【Panasonic】の許可申請を出す場合
⇒ PanasonicA商品5個、PanasonicのB商品を5個(計10個)
このような請求書でもOKです。
他にも
⇒ Panasonic10個、ソニー10個
このような請求書もOKです。
また上記の請求書の場合、
Panasonicの規制解除申請もできますし、ソニーの規制解除もできます。
③ 買うものは精査すること
規制解除のために、商品を少なくとも10個買うことになるのですが、売れないものを10個購入したら、その商品はせどり上ゴミと化します。その為、必ず現金化できる商品で固めましょう。
100円のものを10個買うのであれば痛手ではないですが、そのような都合のいい商品ばかり取り扱ってるとは限りません。
理想を言えば、Amazonで売った時に赤字にもならない、黒字にもならない、利益トントン(または若干赤字くらい)で、かつ回転の良い商品を探してみてください。ここを必要経費やと割り切ることができるのであれば、赤字許容額を高くしてみたら、もっと見つかりやすいです。
最後に
正直なところ、出品規制の解除作業は本当に手間と時間がかかります。初心者せどらーが乗り越えなければいけない壁です。
しかし、そもそもビジネスというものは本来大変なものです。せどりで人生を好転させたいと本気で思うのであれば、前向きにこの状況を打破していきましょう。