新品せどりVS中古せどり!オススメはどっち?メリット・デメリットを解説!

今回はせどりをスタートするのに、新品せどりと中古せどりはどちらがいいのかメリット・デメリットについて説明します。

新品せどり・中古せどりどちらにしようか迷いませんか?

館長

この問題、意外と多くの方迷われてると思います。「とりあえず中古から始めました」「新品せどりやってますけど、中古の方がいいと思い始めました」など、新品のせどり一本にすべきか、中古せどり一本にすべきか、迷われてる人多いのではないかと思います。僕も今は新品オンリーですが、中古せどりを頑張っていた時代がありました。そのどちらも酸いも甘いも経験している立場からお話していきたいと思います。

結論的に言えば、万人みんな新品せどりがいいよ、中古せどりがいいよと勧められないというのが正直なところです。それぞれに一長一短メリットもあればデメリットもあり、取り組む人の状況によっても、適正は大きく異なるからです。

新品せどり・中古せどりの比較

【再現性の比較】

中古せどり

再現性が低いというデメリットがあります。中古商品というのは、基本一点もので、コンディションもそれぞれです。例えば、プリンターの場合ですと、同じ型番でも右端に傷があって、真ん中に若干のへこみがある。でもこっちは傷はない。このように全く一緒の状態の中古商品などありません。全く同じ状態・コンディションで仕入れることができるという事はないので、利益商品を見つけても、その状態のものを同じくらいの価格で継続的に仕入ができるか?という「再現性」の面で新品に劣ります。

新品せどり

利益商品を繰り返し仕入れることができるリピート仕入という概念があります。同じものを継続して仕入れて、継続して利益を上げていけるので新品せどりの再現性は高いです。

【作業量の比較】

中古せどり

検品や梱包、説明文の記載、写真撮影など仕入以外の間接作業が多いです。中古商品の仕入れには商品ごとに検品のノウハウが必要だったり、どのコンディションで出品するか頭を悩ませてしまいます。仕入から出品までの道のりが大変です。外注をするという手もありますが、せどりを始めたばかりで外注をしていくのは、現実的じゃないです。

中古せどりは付加価値を追加できるという良いところがあります。中古はそれぞれが1点もので、同じ商品であったとしても、そのコンディションはそれぞれ全く違います。Amazonに出品する際にも、写真の添付、丁寧な説明文などで消費者に付加価値を提供することが出来ます。お客様が最も気になるような「付属品は揃っているのか?傷や汚れはあるのか?あるならどこにあるのか?どんな状態なのか?」このようなことを、説明文や写真で説明できれば、購入者にとって安心感となります。

このような活動をすることで差別化したり、価格を高くしても売れたりします。手間が多い分、売り方の多様性を生みやすい点は中古せどりの強みです。しかし、売り方にも多くのテクニックがあるので、自由度が高い分、難しさはあります。

新品せどり

説明文の記載はページのコピーでいいです。また検品、梱包などは基本的に必要ないので、間接作業時間でみると中古せどりよりも作業量は少ないです。

【利益率の比較】

中古せどり

利益率が高いことは良いところです。中古せどりの利益率は基本的に高いです。中古はトレジャーハンティングのような感じでお宝商品を探しに行くので必然的に利益率は高くなります。私が過去中古せどりをやっていたころは、5000円くらいの空気清浄機を14000円くらいで売る。そのような実体験もあるので、中古の方が利益率がいいのは間違いないです。ただ、これは単品の利益率です。

新品せどり

中古に比べると利益は低いです。同じ商品をたくさん売り、利益を積み重ねて稼いでいくのがメジャーな方法になります。

【値崩れリスクの比較】

中古せどり

値崩れのリスクが少ないです。価格競争に巻き込まれにくいのもメリットです。出品後の価格の見直しに関しても、中古商品はAmazon相場が堅いですし、同じコンディション内のライバルも新品せどりと比べると少なく、カートを取る必要が無いので、価格競争に巻き込まれにくいです。また利益率が高い商品が多いので、価格の見直しについてもある程度余裕があるなかで実行することができます。

新品せどり

値崩れのリスクが高い事があります。価格競争にに巻き込まれやすいのは、新品せどりの特徴であり、デメリットです。くわえて、Amazon本体の出品動向を気にしなければなりません。

新品の商品はどの店舗・どの業者で購入しても一緒です。例えば、ドン・キホーテで「驚安!」と仕入れたとしても、実は他の店舗でも同様の値下げや価格で売られていることがあったり、結果値下げ競争が過熱する事はよくある話です。

選ぶ際のポイント

中古・新品について特徴を説明しましたが、いかかでしたか?

館長

副業でせどりをされている方は、残業することもあるでしょうし、家族の時間も大切でしょう。せどりに充てる資金も頑張った貯金からやってみたりと、一生懸命に取り組まれていると思います。その中でせどりをスタートしたばかりの段階であるならば、いかに仕入れた商品をいち早く現金化できるか。ここを意識してください。ここを意識すると、高回転で、1ヵ月以内のキャッシュフローを守っていくかというのが最も大切です。低利益でもいいので高回転商品をいかに在庫金額を少なく抑えて、複利の力でせどりをグルグル回していくという事です。これさえ守れていたら、資金ショートすることもありませんし、堅実に資金を増やしていく事ができます。

それが可能なのは、新品せどりと中古せどりどちらがいいのか、それは新品一択です。

仕入金額が高くなる・低くなるという基準より、現金化のスピードの速さに、基準を置かないと、キャッシュフロー事故を起こします。それゆえに私は資金が少ない人は、新品をお勧めしてます。

最後に

せどりを始めて全く売れなかった時から、一つ商品が売れると嬉しくなります。その後ポツポツと売れるようになると、逆に売れない日が何日間か続くと不安になります。このまま売れないの?と悪い方に考えたりもします。そうなると仕入することが怖くもなります。すなわち、売れないものを在庫として持っていても意味がありません。1ヵ月以内に売れない在庫は、不良在庫と割り切るような厳しい基準を置かないと、せどりではお金が増える実感はわきません。

私自身、初心者時代に中古で稼げてはいましたが、回転の遅さとキャッシュフローが悪く、加えて労働量に見合った成果を生めないこともあり、新品せどりに方針転換しました。私のスタンスとしては、せどり初心者のスタートは新品せどりがおすすめです。ゆくゆくは商品を縦積みできるようなスキルと経験を積んで、20〜30万円稼ぎ、時間的な余裕も生みだしていけるように成長していきましょう。


-◆せどりマニュアル, 2.押さえておくべき知識, 完成