本・雑誌せどりというものは気をつけるべきことを押さえておかないと法律違反。そして、Amazonアカウント停止につながってしまいますので、詳しく解説していきます。
本雑誌せどりはいいトレンド商材なのに、知らなかった・・・
しっかりと解説していくね!!
本せどりにおけるリスクとは?
本せどりは初心者も稼ぎやすいですし、トレンドせどりをしていく上で外せない商材です。
前提となる制度、簡単に言えば、教典みたいなものが存在する事を押さえていきましょう。
それが、
「再販価格維持制度」
簡単にいえば、
【価格を守って、販売していきましょう】というものです。1円高くても1円安くてもダメというもの。例えば、書店Aは1000円、書店Bは850、書店Cが1200円なそ、こういうことができないという制度です。
この本の価値はいくらと、著者や出版会社が価値を定めています。それによって、日本の何万種類何十万とある本を全国同一価格で消費者は購入することができています。例えば、東京で1000円の本が福岡では10,000円で売っているとすれば、日本の書籍文化は地域格差ができてしまいますし、どんどん衰退していきますよね。
そのような事を防止する目的でも独占禁止法からも許された制度です。
そして、この制度を違反したらどうなるのか?という事お話します。
これは本せどりをされていれば、2つ影響がありますので、1つずつ話していきます。
①訴訟沙汰になる
まずこの再販価格維持制度の違反というのは、何とか法の何条の違反にあたるという事ではなくて、あくまでも、出版会社や著作権利者と販売会社(本屋さん)みたいな小売業者との契約というイメージになるので、制度に違反していると法の下に捌かれるというより、最悪出版会社や著作権利者との民事裁判になるイメージです。
そして、この再販価格維持制度・・・大衆そして公共の利益に繋がると考えて国から認められた制度になるので、万が一訴えられたならば、我々せどらーに勝ち目は到底ないでしょう。
②Amazonアカウント停止
こちらの資料をご覧ください。Amazon 本のコンディションガイドラインです。
「日本の再販価格維持契約が適用される本の場合、新品の本は定価で出品する必要があります」
つまり、再販価格制度に従って出品していない場合は、明確にAmazonのガイドライン違反です。
その末路は想像に難くありません。アカウント停止に繋がる可能性があります。
そして、現役本せどらーは、一体どうでしょうか?
こんな感じではびこってます。
Amazonや出版会社にライバルから通報されたら、ひとたまりもないです。
このような小さい利益の為に、ブラックに近いグレーな行為する事って何か意味あるのでしょうか?
アウトになるもの は何なのか?という事を話していきます。
書籍には「定価」というものが存在するのはご存知でしょうか?この表記があるものは、販維持制度の対象となる書籍となります。
見分け方としては、
本裏面の価格表記の部分をご覧ください。見て頂くのは「価格」と書いてある部分です。
価格の横に「定価」と書かれているものが対象となります。大抵の書籍は「定価」表記なので、再販価格維持制度の対象となっています。
このように、定価表記の書籍を新品として出品する事は、再販価格維持制度にひっかかりますし、Amazonのガイドライン違反にもなりますので、NGパターンとして押さえておきましょう。
例外について
NGとなる出品パターンをお話しましたが、全ての書籍において、再販価格維持制度の対象となるか、といえば決してそういう事ではありません。
ここからは例外パターンをお話していこうかと思います。大まかに3つあります。
先程、書籍裏面価格横に「定価」表記があればアウトなんですが、この部分が
「価格」
「特別定価」
「特別価格」
このようになっている場合もあります。こちらの表記の書籍は対象外です。
①裏面の表記
このような表記は、雑誌でいうところでは、バッグやポーチ付き「みたいな感じで「付録つき」の雑誌の場合、こういう表記が多いです。付録付き、おまけ付きのプレ値販売は、雑誌そのものの価値は一定だが、付録の価値まで再販制度対象になるかというとそういうわけではないため、対象外と考えることができるイメージです。
②セットコミック
単品で見たらコミックは「定価」表記なんですが、セットにすることによって、お客様は一つ一つ買わなくて済む、いろんな店舗に行って集める手間を省くという付加価値が発生しますよね。そのサービス料とも考えられる付加価値が再販制度の対象とはならない、という理由で対象外だと考えられています。
③工夫売り
定価表記の書籍であっても、「中古」扱いで販売すれば、再販維持制度の対象外、Amazonのガイドライン違反にもなりません。
Amazonの出品コンディションで「中古ーほぼ新品」というものがありますので、そのコンディションで販売すれば、なんら違反にかかるものはありません。
それ以外にもおまけ付きページを作るのも一つの手段です。工夫して販売すれば、再販維持制度の対象外として、新品で販売する事も可能です。
まとめ
本せどりとりわけ雑誌せどりは、比較的に低リスクで稼ぎやすいのですが、その反面、ルールを理解できていなければ、リスクがあるのが現実です。
故に今後も安全にせどりビジネスを推進していけるようにこういったビジネスの守り部分もしっかりしていきましょう。